第54回アスパラガスの会レポート/記憶のクセについて考えてみる。
第54回のアスパラガスの会、テーマは「記憶のクセについて考えてみる」でした。
まずは記憶に関するエピソードから。
記憶にまつわるエピソード
忘れる系エピソード
- 傘をよく忘れる。
- 財布の中の整理をしたあと、中身を入れないまま出かけてしまった。
- 数字が覚えられない。
- 語呂合わせで憶えたつもりがうまくいかない。
- がんばって憶えておいたことが、何か他の用事が入ったとたんに消える。
- メモを書いてもメモを持って行くこと、メモを見ることを忘れてしまう。
- ものをどこに置いたか忘れてしまう。
- 携帯をなくし(たと思い込み)、友人に「携帯がないねん」と電話をかけて「かけてるのはなんやねん?」と言われた。
- 眼鏡をかけたまま眼鏡をさがしていた。
- 作業や動作がなかなか記憶できない。
- ノートをとっているのに授業内容の記憶がない。
憶えてる系エピソード
イヤなことをしつこく憶えている。
記憶するまでの入力の問題?
- 耳から入ったはずの情報がするりと抜け落ちる。
- 音としては認知していても意味が認知できていないことがあって、記憶の音を脳内再生して後追いで意味をつかむことがある。
その他
どうでもいいことばかり憶えていて必要なことが入らない。
関心のあることは入る(関心のないことは全く入らない)
料理は命がけ!(火をつけていたのを忘れて出かけてしまった)
人の顔が見分けられないor憶えられない。
また、記憶のタイプとして、ビジュアルで記憶するタイプと、文脈や音声て記憶するタイプの人に分かれるようで、今回の参加者ではどちらかというとビジュアルで記憶するタイプの方が多かったように思います。さらにビジュアルで記憶する方でも人の顔だけは苦手というケースがあるようです。
数の記憶についても数字の画像で記憶する方と音声言語(いち、に、さん...)で記憶する方に分かれました。
においや味に結びついた記憶は鮮明だという方も多かったです。
記憶にまつわる問題への対策は?
皆さん、記憶には結構クセがあるようです。そして結構いろんな対策をされているようです。
- 誰がみてもわかりやすいように表記を工夫する(ぱぱっと要点だけメモしようとすると、後で読んだときに自分でわからなくなることへの対策)。
- ものは定位置を決めて定位置に置く。
- 無意識に置くと忘れやすいのでものを手から離すときは意識的にやるように心がける。
- 置き場所を忘れることへの対策として、場所の画像とリンクさせておく。
- 上記の場所の画像とリンクさせるとき部屋全体を見回して全体の中の位置を確認しておくと忘れにくい
- 数字を覚えるときは語呂合わせを利用する(音声で憶えるタイプの方の工夫)
記憶に関しては物忘れ対策用の補助ツールを利用している方も多いようでした。
個々のツールについては前回第53回で出たものとほぼ同じです。
記憶に関してなんらかの問題を抱えていると自覚している方でも、なかなか自分の記憶のクセというものについては意識しにくいのか、話し合いのなかで「へえ...、そうやって憶えているんだ!」「私とはずいぶん違うなあ」という声も
投稿者:狸穴猫
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